CAUA会長
西村 浩二

皆様におかれましては、日頃より教育や研究、そして組織運営におけるご活躍に心より敬意を表します。

2022年11月のChatGPTの登場以来、人工知能と情報処理技術は急速に進化し、私たちの生活や仕事に大きな変革をもたらしています。

インターネットやクラウドコンピューティング技術を基盤に、分散コンピューティングやエッジコンピューティングが一層進展し、生成AI技術は私たちの情報処理や日常業務を大きく変えました。

例えば、日常業務の自動化、迅速な情報検索、データ分析の効率化が進む一方、教育現場では個別指導や学習支援の質が向上し、研究分野でも新たな発見が加速しています。しかし、これに伴う電力消費量の増加や環境への影響も無視できません。

21世紀も四半世紀が経過しようとしている今、AI技術や情報処理技術を駆使して社会課題を解決するためには、従来の手法や考え方を根本から見直し、持続可能性を考慮したDX（デジタルトランスフォーメーション）、SX（サステナビリティトランスフォーメーション）、GX（グリーントランスフォーメーション）の推進が求められます。また、業務効率化が求められる今、大学と企業の一層の情報交換と協力が必要不可欠です。

本会は、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社（CTC）と密接に連携し、教育と研究、運営に関する情報システムの向上、改善、活用に関する研究発表を行っています。また、会員同士の親睦と協調を深め、教育と研究の情報化に関わる情報交換の場を提供しています。

これらの目的にご賛同いただき、ぜひCAUAにご参加いただきますよう、お願い申し上げます。